例えば誕生日の日があって、それは命がこの世に生み出された奇跡の記念日。
自分でなくても、むしろ自分じゃないからお祝いはとても素敵。生まれてきて
くれたことに感謝。キャベツの日かな。
例えばある朝、素敵な夢を見ながら目を覚ます。お話っていうのは全部が終わって
しまうと寂しさがおとずれてしまうから、永遠にそのお話が終わらないように
夢のお話は完結しない。
例えば、例えば。
千年では足りないかもしれない。なんて唄もあったな。
煙のように、消えてはなくなる日々。
煙のように消えていくけど、薄れない記憶。
ケムリのように、影みたいに。
空の色はクリーム色。
空き缶がカンカラカンと転がる音。
夢の先、明日の跡。
月夜の晩にはキャベツが似合う。
そんな日に。そんな日に。