ヒトリゴト歩き

DESIGNER / URANO TAKAHIRO

November 2007



例えばLOVE FLASH...みたいだったりとか。

SALLINGERみたいな衝動に任せたりとか。

気分なんだ。

頭の中で音楽が勝手に流れ出して僕はどうする?

旅に音楽は必ず必要だ。

真夜中にコテージから出て海まで歩く。

イヤホンだけは忘れちゃいけないんだ。

TOMのだみ声が流れ出す。

想い出す故郷の空。

月と星

ここは、この世界はどこまでも繋がっている。

答えは空を見上げればそこにある。

ボリュームを上げて。

風が音を生むんだ。

赤いギターの音がここに響く。


***
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少し、頭の中のIMAGE

ただの羅列。螺旋状の想い。止まる訳にはいかないので。

***

メッカへの道筋

たった独りの戦い

ビーチ

緑色の果てしない高さの植物

ヨーロピアンブルー

片言の蝶

バタフライナイフ

ラインウェイ

宛てない行方

ちぎれ果てた地図

SKULL BANK

フロッキー

花園

いつまでも止まない雨音

崩れた扉

トンネルの向こう側から見えるはずだった景色のあと

紫色の心

後ろ髪

ルーシー

アメリカンコーヒー

ジャンクフード

パラソルフラッグ

TOKIDOKI

ムスタング

汗をかきながら進む音楽隊

トラブル

行列だらけの街

バーガーショップ

きつつき

サンドウィッチソング

サウンドコーディネーターの行方

虹の戦士

ゴーストが現れるとされる洞窟の奥の方

グランドゼロ

いつかの出来事

マスターピース

リッチオーシャン

パリ

サザンクロス

緑色の瓶に入った素敵な飲み物

・・・



200789


SIZE//5.6.7


***


ごく当たり前の日常の隙間


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廃屋の集まり。闇の中での騒音。喧噪のあと。

夜の盗賊団のごとく。

骨は骨のまま一生を終える。

地を這う虫。

闇夜の敵。
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真夜中の湖面に佇むボート。

夕焼け空は遠くへ消えた。

夜の静寂と月明かり。

三日月過ぎの欠けた月。


どうやら彼はボートに乗っているようだ。
オールが二本とわずかな水。
ボートはね、目一杯漕ぐと前が見えない。
いつだって進路は後ろ向き。
1.2.3・・・小さな声でオールを漕ぐ。
随分マメもできてきてつぶれたな。
手はしっかり血の跡だらけ。
それでも彼は力を込める。
1.2.3.1.2.3・・・
暗い暗い湖面の上。
1.2.3.1.2.3
漕いだ部分は波が立ち、愁いの水が跳ね上がる。
進路は見えない、ボート漕ぎ。
波に向かって舳先を当てる。
恐れる事は沈む事。
恐れた時に船は沈む。
波へ向かって舳先を当てろ。
前など見るな、後ろを向いて、船を漕げ。

夕焼け空の先を目指して。

それはただのひたすらに、

ただ月より先に。
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果たして、という感じかな。

え〜とカレーを作っていました。写真などでレポートすると
仕事しろ!って怒られそうですから。

料理はなんだかやっぱり楽しいです。最近ですけれど。あと
片付けは出来ませんが。

ゆっくりと料理をしていると、それはデザインに似ている事に
気がつきました。(???)
例えばこれくらい塩を振ったらこのくらいの味の濃さかな?
にんじん君、じゃがいも君もこれくらいに切ったら出来上がった
時にちょっと角がとれてこれくらいの大きさになるのかな?

出来上がってみると想像より・・・。って。

まだまだ、洋服と同じでイメージ通りって簡単にはいかないもの
ですね。しばらく修行が必要です。

***

夕焼け空のその空の向こう側。

***


今日は大阪のお店様です。偶然にも同じ年齢の方で気がついたら
なかなか長いおつきあい。というか、こういう仕事は密な距離感
が大切だと常々想っています。人と人との距離が近いとなんだか
想いも伝わった気になるし、意思が竹を伝う雨水みたいにこちら
へとやってくる。なんだかずっと前から知っているような錯覚すら
感じます。
音の向こうに感じているお店のスタンスやスタイリング。
ブランド性やある種の流行よりも自らの足元を大切に考えている
ことをすごく感じ、またそれに共感します。

ブランドが持つ、シーズンやイメージコンセプト。クリエイション。
確かにそれは大切な僕らの表現なのだけれど、それも共感があって
初めて意味を持つのだと僕は思います。そして僕らは直販所を持たない
のだから、その多くのITEM君達をお店様が大切に売って下さっている。
「セレクトショップ」この名前の持つMINDは大切であると想う。
商品をセレクトしながら、そのお店の色を持つ必要があるのです。
僕らはそのお店の一部になりたいと考えます。溶け込むような。

いつもイメージとテーマを大切にしているお店です。
流れる音をイメージ出来ますかね。

大阪STEREO TYPE様

http://store.yahoo.co.jp/stereotype/



***
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いつもみんな坂道の途中なのかな、と想う。
別に大した比喩でもないけれど。

苦しい想いをしている人達がいる。
自分に置き換えたとしても、全部がうまく思い通りになんて事は運ばない。
自分以外の人が辛い想いや苦しんでいて、それが特に近しい人だったり。
もちろん正直に言って自分にだって大した余裕もないのだけれど、
どうしたってなにかしたいと想ってしまう。
どうしたってなにか力になりたい。
今の僕には役不足であっても、出来る事しか僕にはできない。

夢うつら、夢うつら。

夢を見るだけでゴハンはやってこない。
たしかにね。当然の現実ですわ。
ぱーん!と気分の良いところまで行けたらなら、行けるのなら、それは
それでいいのかもしれないけれどね。

坂道の途中でなんとかこらえて、耐えて、耐えて。雨が降って風が吹いて
少しだけ下がっちゃったりもして。でも、いつかこの坂登りきりたい!
みたいなもう当人すら良くわからなくなったプライド的なやっかいな
ものを背負ってさ、、、。別にシュールな風にしたいわけではなくて。
がんばって、がんばって。みんなはきっと言ってくれる。
でも、それでもがんばれないこともあって。
でも、でも・・・って。

いろいろな方とのお付き合い。いろいろな方と出逢い、僕は助けられている。
不思議な気持ち。
僕に出来る恩返し。なかなか出来ない。困った事。

最近は月が大きい。

なんだか引っ張られている気持ちになる。

きっとみんな坂道の途中です。偉そうにすいません。
でも、読んでくれたら少しはなにか感じてもらえそうだったから。つい。

共にいる坂道の途中の方へ、家族へ。

一緒に登りきりたいと想っています。


大した事はいろいろ考えても出来ませんが、出来る限り。


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