DESIGN NOTE

DESIGNER / URANO TAKAHIRO

October 2008

***



随分とドタバタが続いて少し落ち着くのか、といってももうしばらくのこと
10年くらいの間でゆっくりと時間が流れるのを感じたことのない僕は、もし
そうなった時にはひどく狼狽し怯える事になると思う。

昨日も大切な家族が南の方からやってきて、残念なことに余り過ぎる時間の
ない中で話が進み、深夜にはとてももったいないことをしてしまったり。

僕は想う。やっぱり「人」なんだなと。

大したモノは作れていないと、いつもどうしようもなく思ってしまう自分が
ここにいて、それはデザインだとか企画する者としてのまるでそれは自己との
内輪モメみたいなものなんだけど、そういう僕の不確かな部分を飛び級で越えて
いくようなあったかで、気持ちがいい人達が自分たちの支えでもあり緩やかでも
坂道を上るようなことに繋がっているのだと思う。

昨日小僧に言われた事。
「あなたはモノに向かってなにかを作ってないですよね〜」確かにそうかもしれないと。

人が着る事や、誰かに触れる事。そしてその床下であるグランドで流れる音楽、地上を
大地を揺るがす音楽、風の音、穏やかな風景や凍てついた雨。
僕の中の混沌とした部分とあからさまな計画無視の建造物的要素を含んだモノたち。

人から人へと向かい繋がっていくそのプロセスや旅路が楽しいと心底思う。
ずっとずっと変わっていない事。お店に立っていた頃や今。

「あくまで服は着るもの」だという信念といえば仰々しいがそんな概念。

「カッコいいヤツが着ればなんでもカッコいい、だからそれを目指しなよ」

よく店で吐いていた言葉。

昨日来た南の家族はとってもカッコ良かったぜ!

すごくそういう奇跡に巡り逢える事に僕はいつも感謝する。


ありがとう。



***
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

***




僕の左手は罪を犯したからだろうか?

左手は神聖で在るモノと信じていたが、心から一番遠いその小指は神経を失いかけている。

まるで冷凍保存前の魚のように、呼吸を持たずただ冷たくそこに在る。

パソコンのタイプライトさえもままならず、色は青白く変色を始める。

僕はただ黙っている事しか出来ない。

奇跡の瞬間が消えた跡にはなにも残らないことを僕は知っているから。

なにも感じず、嬉々とせず、夢は歯を蝕む成虫に与え、心はどこにも残らない。

罪の先にはなにも待たない。

ただそれだけのことだと僕は知る。




***
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

***


森の中を歩いていると、ふと目にとまった風景。
ミドリ、キリ、ウサギ。

緑の中に白煙、鬱蒼とした深い森。

ちいさく呼ぶ声がする。
振り返るとちいさな野うさぎ。
大きな耳にピンクの鼻。
黒い瞳と大きな夢。

「こっちだよ」

声がする。

耳を疑う。

「まだ、もっと奥。こっちだよ」

心は、足は、自由を失い森の奥へと目指していく。

ウサギの呼ぶ声がする。

「こっちだよ」

ここはどこだろう?

気がついたとき、僕はここにいた。



***
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

***


ある小さな湖のほとりで幻想的な風景に出逢い、それらは声もたてずに
こちら側を飲み込む気配を持っている。ゆっくりと無言のままで音も立
てずに。次の日にほとりに出向くとそれらは跡形もなく消えていた。
彼は声を出さずに涙を流した。消え去った風景が二度と戻る事がないこ
と知ってしまったから。それを明確に心の片隅に置いたまま彼は生きて
いかなければいけないことを知ったのだ。どこにもいかない気持ちは宙
を彷徨い続けて、雲の上を歩き始める。果てのない小さな出来事。
夜になると本に向かいながら、逝く当てを探す。



***
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

***



一週目には結局いろいろなトラブルもあって完成しなかったけど、今日の今
照明が完成しました。
自分の昼間の仕事が終わってから深夜に駆けつけてくれた電気工のひろにゃん。
自分の店を閉め終わってから駆けつけてくれたまっつん。

ホントにありがとう。

かなりというか無茶を通り越してほぼ無理なスケジュールの中、やってくれた二人に
随分と長い間頭が上がらないと思います。

正確には日付が今日になってから横濱を出て駆けつけてくれた二人。
タイトル通り現在は朝の6:00

彼らはカレーを食べています。

!!

朝の6:00・・・。

朝です。

僕にはもう出来ませんね。







ちなみに彼らは深夜到着直後(5時間前程)

炊飯器のお米(5合!!!!!!)をカレーで完食しました。

昼間がんばってカレーを作った甲斐がありました。


心からありがとう!



081018-064236




***



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

***


今日は一般の人というか僕よりは随分まだ若いからコでいいと想うんだけど、
しばらく前の展示会から遊びに来てくれている気のいいヤツが遊びにきた。
横浜からフラフラと。
もう会うのは4回?5回?以前に紹介した長野市のRINGさんでも一緒になって、
もう普通に「よう!」っと偉そうに声を掛ける僕の性格は今も昔も変わる事が
ないような気がする。
沢山の販売員の方をもちろん街の洋服屋さんでも見るし、接客も時々はされる。
(と言っても知り合いの居ない洋服屋さんに入った事などほぼ皆無といっていいですけどね)
みなさんしっかりしている。
展示会なんかをすると、バイヤーさん販売員さんが普段どのようにお客さんに
接しているか心のうちをうかがえることが多々ある。

・・・結構みなさんしっかりとした言葉遣いや、態度で(丁寧という意味で)接して
いると思う。

僕には昔からそれが出来ない。

僕は誰かの下に付いて接客や姿勢を教わった事がなく、常に独りきりだった。
独学、我流といえば聞こえは良いがただ知らなかっただけ。
初めて来てくれる方にまず挨拶。「こんにちわ」「いらっしゃい」これくらいは言える。
ちょっと話をして-3〜5分-「歳いくつ?」『◎×です』「お!若いね!あのさぁ〜」
すでに偉そう。

今日も最終的には「おい!君もがんばれよ、おみやげありがとな!!」とこんな感じ。
とっても偉そう。


ん〜接客は人それぞれですが、堅苦しいのはだいっ嫌いの僕。
そしてそれはお客さんにも求める事でもある。
あと、あいまいな嘘や建前。これも嫌です。

展示会なんかは恥ずかしながら洋服やアイテムを見てもらう訳で、そんな接客の中でも
「いいですね」の言葉はもちろんうれしい。でも落ち込むけど「これは嫌い」「ダメ」
これもうれしい一言。だって嘘がないから。

人がつくり、人に渡り、人が売り、人が買う。

全部が全部いいなんてコピー人間でもあるまいし、なかなか少ないんです。
ましてや、まだまだ力と勉強不足の僕が作るモノだから。
それでいいんです。

すっごく丁寧かつアクティブにモノの大切さを伝えながら心を伝えている本物の店員さんも
たくさん居ます。僕らはそういった人に出逢い助けられています。
僕には出来ない接客をみなさんの街でしてくれている人達がいます。
とっても素敵な家族がいます。

大分県
FAGOTTO様

http://blog.livedoor.jp/grimm1211/

ひさしぶりに会うのを楽しみにしております!


あと一分で明日なので。ここまで!


***
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

***




100




ドタバタと、のんびりと、グダグダと・・・。

緩やかに展示会が流れていきます。
こんな感じに。




「トントントン・・・(階段を降りる音)ガチャリ!(扉の開く音)」

『うぃっす!!』「あ!おつかれさまっす、まいど!」

『あ〜相変わらず駅から遠いな!疲れるわ』「すんませんねぇ、ホントに」

「なんか飲みます?」『おう、コーヒーがいいな、いや!やっぱコーラ!!ペプシな!!!』

「ちゃんと用意してますよ〜」『ジュ!(煙草の為の火をつける音)』

『しかし、アレだな〜・・・なんだっけ?』「いやいや!さすがに分かんないっす!」

『・・・ま、いいや。今回オススメなに?』「そうっすねぇ〜◎◎さんだったら△▼△っすかね!?」

『ふ〜ん、まぁいいや、今度うどん食いに四国行こうぜ!』「!?◯◎*」




・・・とまぁ、軽くこんな感じですね。

????????

来週あたりには改装後の事務所の写真など貼れるかもしれないですね。



***
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

***


展示会用の印刷物をプリンタと睨めっこしながら待っている間に。

事務所の改装は明日から展示会であるにもかかわらずまだ照明が付いていない。
今日の夜に横濱から気持ちのいい連中が最後の仕事をしにきてくれる。
ゴハンを沢山食べる彼ら・・・。

展示会前はいつも不安と楽しみと混同したなんとも言えない気持ちになるし、
それはいつも展示会が始まると、不思議な混濁を帯び始め良いも悪いも混じり
最後には素敵な気持ちへと昇華していく。

「名もなきブランド」と自分で言ってはいけないとある家族から言われた。
「プライドを持ってやっているから、そんな事は言わんでいい、うちではちゃんと
名前も憶えてくれている、そんな事は言うな」

確かに、そう想った。

有名無名問わずのセレクトショップを経て僕はここへ辿り着いた。
流れるように、流れに身を任せた結果みたいなもの。

ブランド云々ではなく仕事には徹底的にプライドを持っていたい。
それは売り子であった頃も今も、例えいつか違う職を持とうとも。
仕事と名のつくからにはそれは自分にとっては大切なことなんだ。
もちろん誰かの力になれるならお金をもらえないことでもそうだけどね。

お店さんから聞いて知っている人もいるかもしれないけど、僕は書き物が多い。
それは書く事が好きであるという大前提と共に、出来ればつたない文章だけど知って欲しい
と想い願うことが多いからでもある。スワッチと呼ばれる展示会にバイヤーさんたち、買い手さん
達に配るアイテムごとが書かれた資料がある。自分で読みかえしてみても気持ち悪いくらいの
文章量。ある部分では言葉がなくても伝わるモノを作らなきゃいけないと思う。でも気持ちを
載せるのになかなかまだそこまで辿り着けていないような気がするし、ちょっとでも書くことで
なにかが伝わればいいと想う。
書く事で自分を落ち着かせたり、自分自身見えていなかったこともあることにも気づかされる。

電気のついていない事務所で全部のアイテムを並べてみて、いろんな気持ちが混じり合う。
デザイナーではない自分やいろいろ。
頭の中で声が聞こえる、耳を澄ませていないと聞こえない声にならない声。
夢の中の出来事のような、あいまいな世界に降り立つ。
僕は独りで雨上がりの空を見上げながら、草原を歩いている。まるでいまにもそこには井戸が
出てきそうな原風景。ちいさくて弱い風のある世界。
僕は想う、ありふれた日常のありがたさとむなしさを、空虚な雲が心を覆う。誰独りそこには
あるいていないし、もちろん僕の横には誰もいない。あるのは風、空洞、井戸、果てのある空。
見上げるとそこには渡り鳥。
夢への頂。山頂の風。


あとでゴミを片付けて、電気以外の最後のチェック。いつもは展示会前は寝る事も出来ないくらい
ドタバタしているけど、今回に限っては少しだけ準備は早く整いそうだ。それがまた自分を不安に
させたりすることがあるのは確かだけど。

自分のブランドもあって忙しいはずなのに「手伝いあれば声掛けてください!」って言ってくれた
のに、呼べなかった<ドーベルマン>の田中くん、瀬谷くん。

展示会回りの途中で来てくれた長野のRINGさん、RINGさんのお客さんで手伝いに来てくれた人達。

これから最終仕上げに来てくれるL.O.Lの松田くん、そのお客さんなのにうちの手伝いにきてくれる
奇跡の電気工「ひろにゃん」(今回のM.V.Pはこの二人)

「がんばってね」と声をくれる卸先である家族。

なんかあったら声掛けてねと言ってくれた人達。


ちゃんと出来たら写真載せますね。
あと、いつでもみなさん遊びに来て下さいね。
そんな事務所になりそうです。



***

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

***


俺は「無理」って言葉が嫌いで、あまり使いたいとは思わない。

無責任なことを言えば、「無理」かもしれないことも「出来る」と言う。

確かに無責任。

でもね、「出来る」ってことは「やりたい」って気持ちがあってからこその言葉。

「無理」って言ってしまったらそれは手前の段階で全てに対し「無理」となる。

「不可」って言葉に俺には聴こえてしまう。

だからね、あんまり言いたくないのかもしれない。

「出来る」って言って、言い張ってから「出来る」為に何が必要でどんな努力をすればいいのか。

それを考えて、それに向かう方が性にあっているというか、「好き」なんだ。

もちろんね、死者を逝き還らせたり、空を飛んだりとか現実にできないことなんていっぱいあるけど、

それは別の話でしょ。

俺にとっては「無理」って言葉はあきらめに聴こえてしまうから俺には俺は言わない事にしてる。

別にこれは誰に向けるもんでもないし、ある部分の俺の一部の話。

展示会まであと少しドタバタしてて、あんまり書けないけど。

さっきゴハン食べてたら歯が痛くなってきて、ふとこんな話を思いついた。

別になんの繋がりもないけど、不思議なモンだね。


「出来る」ぞみんな!!


***
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

***


えっとなかなか前程に書けなくてごめんなさい。
HPもなかなか苦戦しているみたいで(作っているのは僕ではないけど)すんません。

今改装72%って感じですかも!

今日の深夜にわざわざ横濱から電気工とその電気工くんを紹介してくれたとっても
気持ちのいい奴らが来てくれます。こいつらはホントにうちの救世主。
電気工のコなんてこの間会ったのが初めて。紹介してくれた彼も二度しか会った事が
なかったのに、自分も店を持っていたりこれから新店オープンで忙しいのに、しかも
わざわざ横濱なのに・・・ありがとう過ぎで言葉になんないっす。

今は23:00今日はまだ撮影とそのコ達が来てくれてから電気の関係。
帰りはきっと朝だろうね。

良いモノが出来たら少しでも喜んでもらえるかな。
少なくともそう言ってもらえるのが手伝ってくれるコ達への恩返しにもなると信じたい。

そんな気持ちの良いヤツのお店のHP

http://www.laughing-cube.com/index.html



***
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

↑このページのトップヘ