DESIGN NOTE

DESIGNER / URANO TAKAHIRO

September 2010










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「9月の2日と東京タワーと」





逢うことさえ叶わなかった人。

だからただ僕は祈ることしか出来なくて、静かに手を合わせる。

「なにも分かってない」たとえそう言われても、きっとそれしか今の僕には
出来ないから。




僕はあまり東京って街が好きにはなれない。
元々好きじゃないし、仕方がないかもしれない。
人がとても多くて、どこもうるさくて、車が沢山走り過ぎていて、ミドリが
少なくて、挨拶をしても返してくれない人がいて、空気は少しほこりっぽくて、
水があんまりきれいじゃなくて。

なんの憧れも持たずにこの場所にやってきた。辿り着いたって言ってもいい。

でも、不思議なくらいにずっと昔からひとつだけ好きなもの。

東京タワー

初めて登ったのは小学生の時、たぶんなにか学校の旅行のようなもの。

それ以来の二度目は数年前にここへやってきてから。

事務所から歩いて行って上まで階段で上がった。

三度目は今は寝たきりになってしまった祖母と。祖母はその時とても喜んで
くれていた。そして何度も僕にお礼を言って、そしてすぐに記憶をなくした。

四度目は今年だったな。父上、母上、そして叔父二人を連れて。

なんでなんだろう。こんなに好きになれない街でたったひとつずっと輝いてる。

口癖みたいに引っ越しの話になると東京タワーがしっかり見える部屋に住みたい
って言ってる。

贅沢出来ないからとても無理だけどさ。
事務所に住んでるくらいだからね。




少し一緒にお酒くらい飲んでみたかったな。

もしかしたら一緒に東京タワーとか行けたかなって。






唄、歌、詩、うた、ウタ。



















懐かしい映像を見つけた。
もう二年も前か、画像と音声は悪いけどCandle JUNEくんの手伝いで
このキャンドルナイトの準備を手伝ったな。暑い日で汗だくになって、
途中灯の番しててズボンが燃えてあわやだったのを憶えてるわ。












































たくさんの唄を貼付けてみた。
最後はまぁ、まぁ。

































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「深夜、静寂の時間」



企画が詰まってくるこの時期になると昼間は雑務に追われているし、なにか
が聴こえてくるのは決まって夜中が多いから。結局こんな時間にそれを待つ
ようになる。

待ち惚け仕事って感じだわ。
今は1時の少し前。

待っていたって待ち人来ずってことも多々あり。
でも、今は仕方がない。いつもそういうもの。

待たせている人もいる。
それになにも出来ていない自分がいることもとても歯痒くて、そして情けな
くて。そんな風にも想う。

手付かずの紙を広げてただ静寂の中をうずくまっている。
それもまた一つの旅のひとつだと信じて。

僕に出来るとこなんてとても限られたこと。
自分の好みの音を聴き分けられることは出来るのに、自分でその音を作るこ
とは出来ない。そんなことに似ているかな。下手だけど唄なら歌える。でも
心を動かす唄を作れないようにさ。

並んだガスライター。
散らばった袋。
片隅で壊れかけたドクロの置物。
もらった薄手の冊子。
黒いタオル。
沢山のKEYがついたキーホルダー。
赤い手帖と赤いベルト。
中古のプラグ。





記録的な猛暑だしまだまだ夏だけど、夏の終わりって時期になると
絶対聴く唄。ブランドとはミスマッチ?さて、そんなこたぁよく分からんけど。

日本人で俺は日本語しか(それすらも怪しいけどね)分からないからか、
言葉に震えることがある。初めて聴いた時に背中が震えたのを今でも憶え
てる。

誰かに届け、みんなに届けって想ったな。今年の夏の特別さ。

そして「さよなら」はしないけどね。

あと最後の

「大人になっていく」


これは違うかな。俺はどうにも大人になんてなりたくないらしいです。
というか、未だに「大人ってなに?」と良く口にしております。


せっかくなので歌詞付きでどうぞ。












writing by JOHNNY BROWN









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