なにかを伝えていくのはとても、とても難しい。

なにかを伝えることすらままならない。

言葉は大事なツールだし、飛び道具なのだけれど、きっちりとしたMINDを伝えていくのは果てない作業の
ような気がする。なにかを伝えてく、伝えようとしたいという気持ちは明確に僕の中にあるのだけれど、
それは底のない海の中に転がっているようなもので、まだ僕自身解釈と分解に時間がかかる。きっと安易に
掘り出したり水揚げしてはいけないことなのかもしれないし。そしてそれはいつまでたっても水面に上がることなくそのままかもしれない。誰にも分からない。そう僕自身にとってもである。
そうなったら、それはチェッカーフラッグの振られないサーキットレースみたいにぐるぐると回り続け、出口のない出口をさまようこととなるのかもしれないが、それはそれで仕方ない。出来るだけそうならないように、強く強く考える。僕は限りある僕の中のツールボタンを押し続ける。

なにかを伝えることが仕事だなんて思っていない。そんなこと僕には到底きっと出来ない。
でも、自分にとっての仕事の延長上に見え隠れするかすかな想いを追いかけたい。
これは僕にとって、僕自身にとって大切なこと。

『理解は誤解の総体』

それもある種としてきっと正しい。基本的には僕もそう思うし。
そもそも僕は理解を求めているわけではない。
出来るだけ欲するものは『共感』や『共鳴』かもしれない。

世界はその人の手のひらの中かもしれない。

勘違いでも続けていきたいことがある。