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目にも見えない先の完成された建物ーガウディ

目の前にあることをただひたすらに右から左へ、時には上から横へー雪かき


別にそれがどちらだって僕には構わないし、いいのだけれどね。
習慣的にそんなことを考えて立ち止まってしまう。
まぁ、言うなればただのそういうタチなのだ。
でも、片付けないと思考の先へと歩を進めることが出来ないみたいだ。
だから考える。
別にそれで進歩があるわけではないし、なにかの発見があるわけでもない。
どちらかと言えば雪かきが多い。
降ったらどかす。どける。
単純作業。
継続的発展性不足。

でも、時々雪かきの大切さを知るときもある。
雪をどかしたら、そこは平らな土地であったから。
ずっと白く包まれていたから分からなかった。
意外と平らでしかも、丈夫そうな土地でおまけに随分と単価が安かった。

大切な無発展作業で得た収穫。

雪をひと通り消えたかと思うと雪が降る。
そういうものだし、僕自身はたぶん、それを、継続的に、求めている。

今日は朝5時に起きてしまった。珍しく早く寝てしまったからかもしれない。
珍しくプライベートな話。
起きてしまったから本を読んでいた。まぁ、寝る前もだけれど。
趣味と呼ぶにはあまりにも生活の一部すぎる。でも唯一の趣味なのかもしれない。
テレビはない。それどころか音の鳴るモノと言えば冷蔵庫だけだ。
「ウーン」と、どうやら彼はいつもなかなか機嫌が悪いみたい。
渡り鳥が毎年海を越えるみたいに、めんどうな作業だから。
偏屈な電話みたいに、いつも寝れそうで寝れないから。
それらは冷蔵庫、渡り鳥、電話の仕事。

本を読む。そこには世界がある。僕は自由。でも鍵はある。そんな感じ。
入りたければ入れる世界。それが本の中。
身を浸し、溶かすだけ。アイスコーヒー。

雪かき作業はせっせと続く。