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moon


僕と同じ。



今日は独り。

事務所。

ぐるぐるまわる。

月、ぐるぐるまわる。

さてさて。

1


先日の話の続き。頂き物の本の話。
こんな本です。きっと僕のことをなかなか知らないとプレゼント出来ないものですね。
完全にやられました。なにがって表紙にいきなり方位磁針がついている。羅針盤。
しかもしっかり動いている。散りばめられた宝石の数々、男心をくすぐりどころか、
圧倒的な圧力で責め立てられるような気分になる。あとはスカルの耳にイヤリングが
付いているのと、剣に柄が入ってる!これもかなりの高得点です。
「はやくオリジナルの海賊旗を立てて海を目指さないとイカン!」
そんな気分です。

偶然にもこの本を頂く前の夜にはSTAFFと真剣にYAHOOのオークションなるもので
「ヤフオクに海賊船ってねぇかなぁぁ〜?」なんて探していました。
もちろんなかったけど、小さな漁船はありました。
六人乗り(雑魚寝ならできます)ってありました。ちなみにお値段15万円START!
『安いのか!?』「っつーか免許ないでしょ!?」『海賊にそんなモンいらんがや!!』
「っつーか小さすぎでしょ!!」『わらしべ長者みたいに取りかえてってもらえばいいが!!!』
「・・・」
深夜の事務所では(昼間でも時々ありますし、仲の良いバイヤー様は知っている内容です)
こんな会話が繰り返されています。と、いうか毎日ですけど・・・。
なのでこの本をもらったからと言う訳ではなく、今までもこれからも毎日繰り返される会話です。


2

もう何年くらいになるかなぁ〜この憧れ。
でも、ちなみに昔ある人に拉致されたことがありまして、(この拉致事件に関してはお店様で聞いてみて
下さい。驚きの僕の流れ者さ、ジプシーさが知って頂けると思います)そのときに乗った船では
あっさり日の出前の乗船から日暮れの下船まで船の舳リで嘔吐しておりましたが・・・。
その時も『俺は海賊だから大丈夫!!』なんて自分に言い聞かせ続けていたのですが、小さなクルーザーの
前ではあっさり僕はただの人でした。
あの日もいつかのリベンジを誓ったまま、今もそれを果たせない自分が不甲斐なくて・・・。


3


しかしこの本は素晴らしい!本当の話なのかフィクションなのかも書かれていない!
それで十分なのです。全ての物語りは本当であれ嘘であれ、作り物であれ、その人の心に入り
それを想像する自分の世界においては限りなく本当に起こったことなのです。
そうでありたいし、僕にとってそれはひとつのかけがえのない大切な世界なのです。
自分がモノを生み出すにあったって全て物語りを書いてからという始まりなのは全てそこに帰依する
ものであるのだから。


4


5


歳は少し離れていますが、これを僕にプレゼントしてくれた方は大切な親友です。そして家族の一部
でもあります。いつも大切に僕の服も着てくれる。年齢を越えて沢山の同じ目を持ち、話ができる仲間。
「ありがとう」
僕はいつも感謝しっぱなしです。
僕はどちらかと言えば洋服に向かって洋服を作りたいとは想えないのです。うまく言えないですが。
沢山の大切な人や物語り、本や映画、音楽。そういう中に今の時代を見つけて自分の想い描く素敵な
世界を創りたいと思ってしまう。
本当にまだまだ下手だなぁって毎日思ってしまうけれど、大好きな人達に「これいいね、気に入った」
その一言でいつもギリギリ救われていると想う。

僕にとっての宝箱。

それはきっといつまでも「人」なんだと想う。少し恥ずかしい言い方だけど。

本当の海には出れないかも、知れないけど、今もきっと航海の途中なのだと、

想う。



***

でも、本当の海にも出たいっす。もちろん本気です。

大切にします。「海賊学」ありがとうございました。友人へ。