海沿いの砂浜をスーツ姿で駆ける男の物語り。


  


エンジニアブーツは砂まみれだけれど、男は気にもとめずに走り出す。
蹴られた砂は辺りに飛び散り、きっと上着のポッケにも入りそうな勢い。
男は走りながら口ずさむ。平和の唄を、願いを。
「平和まで100万マイル、そう、平和まではたった100万マイル・・・」
男は唄う、いつまでも。

***
タンクトップに軽いジャケットセットアップ。
こんな画も素敵かなって、想うな。
あのね、大事なのは平和までは辿り着くってこと。
僕には100万マイルはどんな距離か分からないし、きっと遠いんだろうなって感じだけど。
すごくすごく遠くても、遠くても遠くても、いつかは辿り着く場所な気がする。
そうでありたいなって。
そんな感じ。