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『小さな小さな平和の種を人それぞれの感覚で自由に育てていけたら、
個々に芽生えた種だからこそ、できることがある気がする』

ある方の言葉にはっとした。

似たことをこのフェスの締めくくりの言葉でJUNEも言った。
自分に出来る事をして欲しい。
なにかがあった時、きっと皆同じように自分に出来る事を探す。
それを実際の行動にするのは難しいのかもしれないけれど、僕もそう想った。
そして、次は実際の行動をおこしたい。そしてそれはいつだって世界でまだずっと
続いていて、いつだって行動をおこしていい時だということ。
小さなちいさな枠と力の中で、自分がなにができ、その中から実際の行動として
なにが出来るのか。なにをすべきか。

与えられるのではなく、自分自身にそれを与える事。
それが今の自分には必要であることを知った。






イベントの終わり付近、JUNEが少し言葉に詰まりながら、言葉を探しながら
マイクに向かって話している。
僕の後ろではきっと地元の若い方だと思うけど、小さな声で呟いた。
『僕もなにかを伝えたい、伝えなきゃ』
その気持ちはずっと続くと想った。
そしてその想いは彼の大切な家族や友達や恋人や、彼の周りの大切な人に輪を生むと想った。
その輪はずっとずっと大きくなって世界にこだますると信じたくなった。

多くの人が『ありがとう』と、叫ぶ人、呟く人、心の中で言霊にしている人。
きっとみんながそうだったのだと想う。







奇跡的な七色のヒカリが降りてきて、つい手にあったカメラのシャッターを切った。


それはまるで真っ暗な夜に浮かぶ虹のように。























いろいろな場所に願いと祈りが届くように。

世界はまだ終わっていないから。

それを信じたいと、想う。


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