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最近は深夜に読書をしないと気が済まないような、それは僕の仕事以外における
唯一の趣味と呼べるようなものでもあるのだけれど。まぁその読書も普段の仕事に
とっても役にたったりとか全てが繋がっているといえば、やっぱりそうなんだけどね。

読書だけは欠かさないようにしていたいと以前から思っていて、多い時は年間で
100冊を越える時もある。もちろん忙しい時にはそれどころではなくなってしまうし、
沢山読むことだけがいいことだとも思っていないから、フラフラと読んでいるような
ものである。

本の中の世界は全てが自由で、もちろんそうでないことだってあるのだろうけど、
多くはそうだと想う。

僕の大切な本達はずっとずっとそばにあって、沢山のいろいろな本を読むというよりは
どちらかといえば、同じ本を繰り返して読むことが多い。
特殊な時は一晩に同じ本を二度読んだりとかしてみたりもする。
あとは、辞書をただ永遠と開いてみてその文字と追いかけっこをしてみたり。

本の中で僕は時々空も飛べる、宇宙にも行ける。もちろん井戸の中にも。

そんな本が大好きである。

ぐるぐるぐるぐる。

深夜に酔っぱらいながら、明日が偶然にもやってくることを祈りながら、平和の火が
広がることを願いながら。

お気に入りのバカラのグラスは氷をとても澄んだきれいな音で奏でてくれる。
『フィーン』に少しだけ金属みたいな音を混ぜたみたいな。
時の流れを少しだけ忘れて(忘れすぎて肘が痛くなったりするけれど)

陽が廻る、火が巡る。

26日には僕がもともと居た県にやってくる。
ただ、叫ぶのではなく。出来ることをしたと想った。

だから、僕は近くその土地へ向かうだろう。


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