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朝一になんか書けたらいいなと思いつつ、こんな時間。
いつももそうだけれど、一日で片付きそうな蟻塚の山を眺めながらもちろん
そんな風にコトは簡単に運ぶわけでもなくてフラフラと一日が終わる気配を
感じ始める。

単車にも乗りたいけれど、今目の前にあることを終わらせてからゆっくりと。
そんなことを思う夜。月明かりは見えないけれどいつだって降っている光が
あることを信じていたいと思う。

今日来てくれた方はとってもいろいろと気を遣ってくれて僕の足りない頭に
はなんにもなかった様々な提案を僕に投掛けてくれて、それでいて最後には
「でも、あなたがやることの力になりたい」と言ってくれた。

大切なFAMILYが様々な場所で僕が想っている以上にアレコレと考えてくれて
いてくれて僕はそれに驚くと同時に深い感慨と感謝の念をおぼえる。

以前はこんな風にまで想ったことがなかったら余計に不思議でもありうれしく
もあるってこと。僕の今はただのモノ作りの人間だけれどそこからその外側に
は沢山の大きくて強い輪の存在があるってこと。それを最近はしっかりと目に
見える程の力強さで感じる。いっつも馬鹿でミスってばっかりいる僕だけど。

ピンボールみたいに跳ねたボールが帰ってくるときに大きくなっているみたい
なそんな感じかな。ゲームとしてならきっとそれはダメだけどさ。

爪が伸びてきた、タイプライトがしずらいのだわ。

机の上には無数の生地の見本とボタン帖とアレコレと必要な細かいパーツと
一冊のマンガの新刊と手帳と筆箱的なモノ。煙草が三箱と100円ライターと
(悲しいことにお気に入りで数年使っていたライターが近年消えた・・・)
携帯電話に近所のお祭りのくじ引きで当たったチープな時計。
数年前までの絵をまとめたブック、福井から届いた小さな天使の成長のCD-R。
散らばりまくっている現在の企画の絵、そして絵。

毎日終わりの時間に片付けて出社してから毎日散らかす。
不思議な日々。

その不思議さは今、自分がここにいるということ。
奇跡、偶然、ラッキー、アンパーフェクト。

セルフのコーヒースタンドで熱い湯を注ぐように生きてきたつもりだけれど。
それにもきっと価値があったのかなって今は想う。
もちろん結果としてあったのだな。

楽しいことしか僕は知らんのだけれど。
それがとてもありがたい。

いつも感謝の日々を。







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