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変わらない月曜日の朝がやってきてな
か落着かない気持ちになる。
昨日の夕方には単車に乗って随分と寒い想いをしながら、風と共に
ここにある自分の世界を感じていた。空はいつも同じようにそこに
あって、そこにあり続けるからそれ自体に不安を感じて。
夜になって今日のおかずになる煮物をしながら、髪を乾かしTVの
電源を入れる。不可思議な世界がそこにはあってその画面越しの中
に強烈な違和感をおぼえる。
RADIOから唄が聴こえる。声が溢れ出す。
時間に追われながらそこからの脱却を考える。
簡単な事。追われるのではなく追えば良い。
そう、それは意のままに出来る簡単な事だと気が付いた。
もう、追われるのはやめよう。
時間を僕が追うんだ。
限られた時間だから。

理解力のない僕は何度も同じ本を読む。
同じ本を読みながらそこにある新しい世界を感じる。
そこには思いのままに新しい世界が広がっているのだから。
それを僕は自分の思うままに、旅をする。
そう、そこには新しい世界が待っている。

夢の中から目覚めた時に、いつも想う。
今日もありがたい一日だと。 


by JOHNNY BROWN


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