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山間の道はすごく寒くてとても空気が違うことを感じてきたりした。

どちらかと言えばあまりわいわいとした雰囲気が得意じゃないから
少し静かな時間を過ごせて楽しかったと思う。

帰りがけには随分と雨に降られたけれど。

それはそれでまぁ仕方がないものだと思うし、行きにあった晴間に
感謝しようと思う。



時間の狭間の中で生活していて、毎日の暗闇の中にこれだけの静寂が
あるってことを改めて感じる時間。同時にこの街の明るさの異常さを
感じずにはいられない時でもある。



事務所に帰り着きまだ自分に時間がある有難さを知りながら、また今
デスクに向かう。あと少しの距離が縮まらないまま紙を広げる。


ペンが動くのを待って。


電話が鳴る。
いつもの風景。
誰かが来る。
いつもの日常への帰り道。
朝が来る。
感謝の日々。


感謝の日々。







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