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この夜を本物の夜に変える為に。

この夜が本物になりますように。

寝れない夜に想うこと。
安心しているハズなのにそれは手が届くはずなのに意気地のない
子供みたいな顔をしてきっとそこにいたのかな?

君の目に映る僕の顔が分からなくて。

涙を流さずに泣いた顔。

この夜が。

あの夜が。

本物に。

汚れずに手に入るものが少ないとしても、それがどんなに今は遠く
にあるものでも。

想像無しには手に入らない。

「全ての責任は想像からも始まっている」

どっかにそんな台詞があったな。

今は読みかけの下巻。

本物を追いかけて。

今はそれしか出来ないからさ。

雨はやむよ。

きっとこの雨は午前中には止むだろう。

そんな気がしてならないんだ。

そしたらきっとその先にいいことがあるって今は信じてる。

雨上がりの空に約束しよう。

叶わない夢なら見ないよ。

浅い眠りの中で明方に見た夢はとっても悲しくて、暖かい体を
求めてた。

独りで生きていける。

そう想った頃もあったのに。

歳のせいとは言いたくないさ。

ただ、そうなったってだけのことさ。

涙がこぼれそう。

彼の唄は響いてる。

ペンが止まる。

「動け、動け」

心の中で必死に叫ぶ。

汚れた高級車。

外されたバッテリーの行き場。

ジャンク。

泣き言なんて言いたかないさ。

本気だぜ。

絶対に。

信じろよ。

ただ、それだけさ。






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