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時間的にも限界に懸命にやったけど、僕の動けるスピードは速くはないし、
結局今日はCAPまで。
いろんな人が相談にも乗ってくれて、そうすることで新しいことも浮かん
だり考えも出て出来るだけ多くのリクエストにも応えたいしって。
書くのが遅くなっちゃったけど、昼間SIXXの大石さんが電話をくれた。
実は電話で長話するの初めてですよね。
声が聞けて本当にうれしかった。
まだまだきっと困難が続くし、元通りの日々には簡単には戻らない現実を
知った。半沢さんもメールをくれた。こんな時なのに「ありがとう」って。
そんなんじゃないです。
大石さんも、半沢さんも、ピラーノさんもみんなみんな生きててくれて僕
は心からありがとうです。あと半沢さんは俺が昔贈ったCandle JUNEの
キャンドルがこんな時に役にたったって。大切にずっと店に置いておいて
くれたのを聞いてそれもうれしかった。
でも、とにかくとにかく無事でよかった。本当にうれしいんです。

正直に言えば今後悔と言うか悔しい気持ちでいるんです。
今回の活動だってもっと手前から出来ていたハズだし、そうすればこんな
にも時間がかからずにみんなになにかを投げかけられたハズだって。
もっともっと前からやりたい気持ちがあったのにどこかで逃げてた自分を
知って、この数日寝ないでやっていたのは実はきっと自分自身に腹をたて
ていて、そんな自分をやっつけたかったんだと思う。
「都合がいい」って自分のことを思ってる。
震災を引金に始めた自分に対して。
それでも、そんな俺なのにみんな賛同してくれたり、「買う」って言って
くれたり「他にも広めておくから」って動いてくれたり。絶対ぜったいこ
の恩は忘れないからね。

今はドタバタの中で始めた「ONE FAMILY」だけど僕はこの活動をやると
言った以上続けると昨日も書きました。でも、その中でもただ続けるとい
うのはなんだか性に合わないというか、僕は著名人でもないし有名でもな
い。だからこれに賛同してくれる人の多くは直接僕と絡みのある人が多数
であり、そうでないとしても僕の知ってる「誰か」の先の次の「誰か」だ
と思うんだ。要するに決して遠くはない方々ってこと。
便利な世の中になったからちょっとメールひとつ手間をかければある意味
では繋がれる。それはいつでも。
そしてその「いつでも」の「ちょっと」をもっと身近なものに近づけて。
そしていつかはこの活動に賛同、参加してくれる皆が「ちゃんと」繋がれ
るようなものを目指したい。
「友達」とか「知り合い」とは呼べないかもしれない。いつでも一緒にい
れるわけではない。でも、どこかでちょっと特別な繋がりを持った意味の
ある仲間であり家族になれたらうれしいと思う。
それが「ひとつ=ONE」であり「家族=FAMILY」という言葉に込めた想い。

もちろん基本の「仕事」は洋服(しかもカッコ良くて気に入ってもらえる
モノを作る仕事)作りであり、それと混同する部分とそうじゃない部分が
あるハズなんだけれど。
結局僕は僕であり。僕がやることすべてが僕のミッションであるのだと思
える。元々昔から実はこう言ってきた。

僕の職業はウラノタカヒロです。

「ONE FAMILY」は利益を生まないから正式には仕事じゃないかもしれ
ないけれど、僕の活動のひとつだから同じかな。
職業的な肩書きもなにもない。あるのは親からもらったこの名前だけ。
資格もなんも持ってない。デザイナーだとか企画者だとかそんなたいした
言葉はなにもなくていいんだ。
僕はずっと自分自身が売り物だと思ってきたから。踵を擦り減らすように
ただ、命ある間は生きていたいだけなんだ。
自分が決めた勝手なミッション。そこから誰かに「なにか」が生まれたら
うれしいと思うだけ。

だから今回の支援アイテムで集めるお金も僕がちゃんと渡す。
先に必要で正しい機関に渡したとしてもその大地をこの両足で踏みしめて、
しっかりと目を開いてそれを見て。そしてそれをまた賛同してくれた人に
も。そうじゃない人にも伝えようと思っている。
そうじゃなきゃ意味がないと思っているし、それは僕の責任だとも思うか
ら。この活動自体がいいものなのか悪いのかはそれぞれが決めて下さって
いいと思っているし、サーカスの洋服とはある意味では関係しているのだ
けれど、ある意味ではそのモノとは関係していないことだからね。
それとこれとは基本的には別モノであって、でも僕は賛同してもらえるよ
うに伝え続けたいと思っています。
しいて言えばただ、無関心ではいて欲しくない。なにもしなくてもいいか
ら、ちょっとでも心の片隅にでもどこかでなにかを、誰かを祈る気持ちを
持ってもらえたらそれでいい。
世界中に全ての悲しみが消える日がくるまで、きっとそれは必要なことだ
と僕は信じているから。

いつかみんなでキャンプとかしたいです。本当に。
大きなキャンドルを俺が沢山用意してきます。
朝までのんびり夢でも語りましょう。
自然ってすごいねって言いながらさ。自然って素敵だよねって言いながら。

今日もまだ空に向かって祈ります。昼間は、デスクにいる時は両手が塞が
っているから僕は寝る前に必ず手を合わせます。
気がついた時からそうだった。随分昔から、ただの習慣かもしれない。
読書をすることと同じように。そして手を合わせる。頭の中で少しだけ
想う。眠りがやってくるそのちょっとの瞬間まで。

こんな時にごめんなさい、明日から少し出張です。
次のモノ作りの為に欠かせない仕事だから。
思いっきりがんばって出張してきます。それもまた今の自分に出来る精一杯
の復興への努力だとも思っているし。

「ONE FAMILY」のキャップの予定の画像だけ載せておきます。
週明けにはTEEシャツ含め詳細とオーダー受付を始められるようにします。

明日は(また今日だね、いつもだね)早起き。というか5時間後には新幹線
に乗ってるかも。
移動先でもメールはいつでもチェック出来るのでいつでもなんでも連絡くだ
さい。あとツイッターもようやくちゃんと?やっているので追っかけてみて
下さいな。





写真






















Garage EDENでは売上の10%を支援金に使わせて頂きます。
またSKEIL様の商品も売上から支援金へと充てて欲しいという有難いお話
を頂きました。
想いと目指すことは皆同じなのだと感じています。
本当にありがとうございます。




THANKYOU for all my FAMILY and  we are ONE FAMILY.







writing by JOHNNY BROWN






文面に誤字脱字または適切でない表現等があるかもしれません。
大変心苦しく恐縮ではありますがお許し頂けますと幸いです。