2011-8-19 JOHNNY BROWN Blog




雨が止んで随分と外は涼しくなった。

夏の終わりを告げるように涼しくなった。


昨日の夜に「泣いているように見える人」を

見かけた。


駅前の道端で大きめなスーツケースを横に置いて。

もちろん知らない人。

確かな意味で泣いていたかどうかは僕には分からない。

でも、泣いているように見えた。


輪のように広がった帽子を被り、少しだけうつむいて。


タクシーが目の前を横切る。

都会は随分とそんな時間でも明るいものだ。

街灯とヘッドライトが交錯する。


僕の頭の中は次の企画のこととさっき通り過ぎた女の

人はやっぱり泣いていたんだろうかってこと。

あとはたくさんの時間に囲まれたスケジュールのこと。


僕は女の人が泣いていたと決めつけた。

別に理由もないし、決めつけた所でなにかがあるわけ

じゃもちろんないけど。それでも勝手に決めつけた。


同じ道はよく通る。

でも、同じ人にはなかなか会わない。

人が多い街。

それは今僕が住んでいて、毎日仕事をしている場所。

好きかどうかで聞かれたら「NO」だけど、ここに

いるのだから、今居続けているのだからきっとそこに

も勝手に決めた理由や決めつけがあるのかもしれないね。


でも、今の僕にはもうわからないや。


タクシーが近づいてくる。斜線の横から。

僕はバイクに乗っている。

お互いが荒めの運転。

そういえばこの間帰郷して思ったんだ。

田舎に戻っていくと粗い運転はしなくなる。

車が少ないって言えばそれまでのことかもしれないけれど。

でもさ、なんか違う気がする。

だからって別にそれがどうってことでもないのだけれど。


田舎の道は暗い。

夜になればライトがなければ近くも、遠くも無くなる。

無くなるんだ。

全部が黒の一色に変わる。

それはある意味では無くなるってことと同じかもしれないね。


あの人はきっと泣いていたんだ。

ただただ、僕はそんな風に思ったんだ。



今日も来てくれてありがとう。

随分と涼しい夜が久しぶりにきた気がするよ。

風邪をひかないように。

みんなも、僕も。





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THANKYOU for all my Sweet FAMILY and we are thee ONE FAMILY.


writing & photograph by JOHNNY BROWN


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