2012-04-25 JOHNNY BROWN Blog





高台のとある一角。
公民館のような建物。

「ふんばろう」の方が言っていた。

「南三陸は大きな建物はほとんど流されてしまいました。だからこうして
 ミシンプロジェクトなどでも沢山の人が集まれる場所すらないんですよ」

それは実際に足を踏み入れて本当だと知った。
海際は壊滅状態と言って過言でない。
高台はもともと多くの建物があったわけではないだろうから。

中に入るとミシンの音が部屋中にこだましていた。
そして楽しそうで、それでいて真剣な目をしたお母さん達がみな熱心な顔で
テーブルへ向かっていた。



022




経験のある方も少しいるみたいだ。
ただ、仮設で出逢ったお母さん達もそうだったが基本的にはみなミシンは
家庭で少し触っていた程度とのこと。

先生役と生徒役のように教わりながらやっている。

とにかく楽しそうだ。

「ふんばろう」の方がイスを勧めてくれて、お母さん達の仕事をしばらく
見学させて頂いた。
お母さんは俺の母上と同じくらいかな。

なんとなくそれは涙が出そうな気がした。




024



僅かな「一歩」でも

少しでも「前へ」と進む

それは「ミシン」という1つの可能性であっても。


「ミシン」は「ふんばろう」の方々が支援金を募ってお母さん達へ渡した
ものだった。

お母さん達は講習が終わると大切にそれらの「ミシン」を箱へ戻していた。

実際にはすぐに大きくて持続的な「仕事」に結びつかないかもしれない。
もちろん技術も必要だし、クライアントも必要である。
「仕事」という「報酬」が生まれるまでは大変な道のりかもしれない。

でも、それは確かに「動き出していた」。

それがお母さん達にとって、またその家族のお父さんや子供達。
街のみんなにとってどれほど「大きな」「小さな」「一歩」であるか。

この動きに対して僕らは僕らなりの全力で向かいたいと思う。
もちろん限られた中での動きになる。
日々の仕事の中で隙間を作りながらも、動く。

そしていつかは「当たり前」のように日々の仕事の中の一部がこの
場所「南三陸」へ流れていけばいい。
そうすることで持続的な支援に繋がると信じているし、実際的にそうなりたい。

「そうなりたい」

そう思ったから、俺はいつも通りに「そうなるように」考える。

ビジョンはあと、辿り着きたい最後の場所を決めることが最初。
到達地点は見えてるんだわ。

だったらそこへ行けばいい。
そこへ行けるように自分自身がやればいい。

そう、「ふんばれば」いいんだ。

そんな風に思ったんだ。

昨日「南三陸」から荷物が届いた。

そう、お母さん達はもう「仕事」をひとつこなしてくれた。

当たり前のようにそれに対して「報酬」という名のお支払いをする。

俺んたには「縫ってもらいたい」「仕事」があった。
お母さん達は「仕事」がしたいと願っている。

「手の貸し借り」

一番気持ちの良い取引だ。

さぁ、何度も繰り返そう。

気持ちが良いことは何回あったって問題ないだろう?

互いの一歩が進み出した気がした。





***


THANKYOU for all my Sweet FAMILY and we are thee ONE FAMILY.

writing & photograph by JOHNNY BROWN(Urano Takahiro)


(株)華凛灯 // KARINTOU.Co.,Ltd.

Thee Old Circus // opera // YELLOW BUNNY // Old GT // JB's = Johnny Brown FAMILY

// Daizzy and Luwez Carrol // and more...

Blog内容や商品に関するお問い合わせや質問、御意見はお気軽に下記電話番号かe-mailまでどうぞ

Tel // 03.6277.2947  e-mail // info@circus-hp.com

B102 EVIAN HIROH 2-32-23 EBISU SHIBUYA TOKYO JAPAN 150-0013.



***