Designer's note 2016.03.13_01
「美しく紡がれ汚れゆく言葉たち」
デザインの中に在るべき姿
どこかで聞こえる小さな泣き声。
果たしてそれはどこからのものなのか?
追憶の空。
真っ白な世界の中に佇む灰色の心。
ある朝の目覚め。
そこには誰も居ない。
「僕」さえも。
小さな声と、その泣き声を探して歩き続ける。
忘れていたもの。
忘れかけていたもの。
捨て去ってしまったもの。
数え切れない。
全ての過去。
いつか見た夕焼け空は赤かった。
いつか見た海の色は蒼かった。
僕だけが椅子取りゲームの勝者だった。
たったそれだけのこと。
たった。
Write by URANO TAKAHIRO.